井之川岳の紹介

徳之島の最高峰 高さ645mの山

徳之島最大のパワースポットとも呼ばれる井之川岳は、徳之島で最も標高が高い山です。
鹿児島県内には、桜島や霧島山、屋久島の宮之浦岳や永田岳など、1000mを超える山々が多数存在します。
奄美諸島内に限ると、井之川岳は奄美大島の湯湾岳に次いで、2番目に高い山となります。

徳之島には古くからの山岳信仰があり、最高峰の井之川岳は最も神聖な場所であるとされてきました。
頂上付近には巨大な石があり、イノシシ狩りの際にその上に立って犬を呼べば山林中に聞こえることから「犬呼石」と名付けられています。
また、遥か遠くに喜界島を見渡すことができるという「喜界石」もあります。
実際には喜界島を肉眼で見ることはできませんが、下久志や母間の集落、太平洋を綺麗に見渡すことができます。
特別天然記念物のアマミノクロウサギを始めとした、奄美群島ならではの貴重な動植物が生息しています。

井之川岳の見どころ

あなたはどれを選ぶ？登山ルートは3パターン

地元の小学校の校歌にも歌われ、小中学生の遠足で訪れるなど、徳之島の人々にとって愛着の深い山です。
毎年元旦の暗いうちから登り始めて、頂上でご来光を拝む方々もいます。

登山道は大原ルート、井之川ルート、母間ルートの3種類があります。
このうち山の西側から登る大原ルートが最も傾斜が緩やかで、ハイキング気分で登ることができます。
尾根伝いに登り下りを繰り返すので、歩行距離は長くなりますが、それほど体力的にきつくはありません。
小学生から70代の方まで、幅広く登られます。登り口近くの電波塔から眺める景色が綺麗です。

山の東側からの井之川ルート、母間ルートは、岩場をよじ登るような場面もあり、体力的な難易度は上がります。
直線距離では2kmほどと短く感じられますが、その分傾斜がきつくなります。
3つのルートのどれを選んでも、山頂までは2時間程度で、時間的には変わりません。
ゆっくりと自然観察をしながら散歩気分で楽しみたいならば大原ルート、アドベンチャーで汗を流したいならば井之川か母間のルートを選ぶといいでしょう。

旧正月にはサクラツツジが咲いていました：ちる。

井之川岳の情報

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