環境省は6日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産登録について、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関であるIUCN(国際自然保護連合)の現地調査が来月前半に行われると発表しました。
環境省・報道発表資料 https://www.env.go.jp/press/107173.html
前回「登録延期」を勧告したIUCNの指摘事項に、地元等がどう対応しているかなどが調査されるようです。
「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録は昨年5月、IUCNから推薦内容の抜本的な見直しを求める「登録延期」を勧告されていて、同6月に政府はいったん推薦を取り下げて指摘された課題などの解決を図り推薦書を再提出する方針を決定。指摘事項の分断された推薦区域の解消や、自然保護や外来種対策に取り組み推薦書を修正して今年2月にユネスコに再提出しています。
【調査期間】令和元年10月5日(土)~12日(土)
現地調査の結果も踏まえ、令和2年夏頃に開催される第44回世界遺産委員会において、世界遺産一覧表への記載の可否が決定される予定です。