【環境省主催】作って遊ぼう!自然素材を使った昔のおもちゃ作り
今日は三京(みきょう)集落にある森と海の藝術学校で、自然素材を使って昔のおもちゃを作るワークショップに参加させていただきました!
今回はその様子をご紹介♪
会場についてまず目に飛び込んできたのは、世界自然遺産登録に向けて注目を集める三京の大自然!!360度見渡す限りの山、山、山…都会では絶対に味わえない絶景です!今日はそんな三京でとれた竹を使って、水鉄砲と紙鉄砲を作ります♪
教えてくださるのは三京のことならなんでも知ってる集落の区長、豊村さんと、地元のおじいちゃんたち!(^^)!
まずは、鉄砲に使う竹選びからはじめます!
長い!!この子の身長の何倍だろう?!(笑)これが水鉄砲になるなんて想像もつかないですよね。竹を選んだら自分好みの大きさにカットしていきます→
のこぎりを使うの何年ぶりだろう…ましてや竹を切るなんてはじめての体験(笑)苦戦しつつも地元の方たちに手伝ってもらいながらなんとかできました(笑)やっぱり慣れてるからか、一瞬で、しかも綺麗に切ってくれる!流石です!
あとは穴を開けたりして組み立てていきます!この組み立て作業がなかなか難しい。
鉄砲の仕組を教えてもらったけど、空気圧とか水圧とか、物理の授業みたいで文系の私たちにはちょっとむずかしかった(笑)でもこれが昔からあったなんて、昔の人の知恵って本当に凄いですよね!!
もうひとつ凄いのが、この竹鉄砲、全部自然のものでできているんです!そういうワークショップだけど、改めて考えるとすごい。釘のかわりになるくさびも、竹の破片を小さく削って形を整えて使う。なんでも使えるものは使う、日本人ならではの心を感じます。
竹鉄砲が完成したら、いよいよ実践!
島キャン生チームはのこぎりを使うのも竹にさわるのもほとんどはじめてだったけど…なにかがどうにかなって、豊村さんもびっくりするぐらいめちゃくちゃ威力のある竹鉄砲ができたーー!!(笑)
みんなうまくできたみたいで、子どもたちもしばらく夢中になって遊んでいました♪教える側のおじいちゃんたちも、子どもたちと一緒に竹馬に乗ったりして楽しそうだったのが印象的。
都会では若い子どもとおじいちゃんおばあちゃんが関わる場面ってとっても少ないので、見ていてほっこりしました(^^)
途中で結構激しめの雨が降ってきたけど、それでも遊び続けるぐらいみんな楽しそう♪
もちろん私たちも雨でずぶ濡れになりながら子どもみたいに全力で遊びました(笑)
雨に濡れるのも気にせず童心にかえって遊べることって、なかなかないですよね。
最近の子どもたちは、家でテレビを見たりゲームをしたり、自然に触れる機会が減ってしまったようです。私たちも、大人になるにつれて、自然と触れ合ったり地域の人と関わりを持つことが少なくなりました。このワークショップを通して、自然の中で遊ぶ・地元の人たちと世代を超えた繋がりを得ることの大切さを学べた気がします。
こんな体験ができるのも、人も自然も豊かな徳之島ならでは!ぜひ、三京の豊かな自然と、個性豊かな島人たちに会いに来てみてはいかがでしょう(^^)
島の豆知識
三京の森には他にも使える植物がたくさん!
たとえば、ツワブキの葉っぱの表面は字が書きやすくて、森を探検するときに文字を残し
ていたりしたんだとか♪茎は切り込みを入れて水に浸すと羽根状に広がって、それを水車
に見立てる遊びもあります。その発想はどこから…?!昔の人の感性の豊かさにびっくり
です!